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仙台箪笥、奥が深い!
宗さんの新居、拘りは、ミニカー収集だけでは無かった!仙台箪笥の宝庫?
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玄関を入った目の前から朱色の仙台箪笥がお出迎えしてくれます。
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床の間にもちっちゃな仙台箪笥。二階のテーブルも仙台箪笥だろうか?
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何より圧巻なのは、応接間の二つ!これぞ仙台箪笥と言う逸品です。
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宮城県の伝統的工芸品に指定されている「仙台箪笥」の歴史は古く、原型は江戸時代末期にまでさかのぼる。主に、武士が刀を入れることを目的として作られた箪笥は“野郎型”と呼ばれ、刀の鞘や裃(かみしも)を納めることができる幅4尺(約120センチ)、高さ3尺3寸(100センチ)の大きさに作られていた。素材は主にケヤキや粟。塗りは木目も美しい「木地呂塗り」に、豪華な鉄の飾り金具が取り入れられているのが特徴だ。
「仙台簞笥」は「指物」「塗り」「金具」、3つの技が一体となって、はじめて生み出されるもの。それぞれのプロフェッショナルが技を極め、ひとつの「仙台箪笥」を丁寧に作り上げていく様は、まさに手しごとのバトンリレー。いずれの作業も、熟練の技が冴える職人が手をかけることで箪笥に魂がこめられる。どっしりしながらも艶やかな佇まい。実物を見るとその存在感に圧倒されてしまう。と紹介、実物は正にその通り!
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仙台箪笥は「指物」「漆塗り」「金具」の職人の合作によって生み出され、まさに3つの熟練した技が融合して創り出す工芸品。箪笥の基本となるのが「指物」で、寸分のゆがみもくるいも許さないフレーム、引きだしのスムーズな開閉。そうした実用に耐える強さや機能を備えていることが、長年の使用を可能にします。木の性質を見抜き、木取りから組み立て、仕上げまでを手がけるのは、熟練の指物師です。その細やかな技は、見えないところに存分に発揮されます。仙台箪笥の大きな特長は、前面にケヤキ材が用いられること。美しい木目が、長い愛着に応えます。「漆塗り」実用の強さを持つ指物に、工芸的な美しさをつくりだすのが漆塗です。仙台箪笥では、半透明で木地の木目が透かし見える「木地呂塗り」(きじろぬり)とよばれる技法が用いられます。塗師は、木地表面の凹凸を消したあと、塗っては磨き、また塗っては磨くという根気のいる仕事を黙々とこなしていきます。この作業の繰り返しによって木地表面は漆にしっかりとおおわれて輝き、漆の下の木目の美しさはいっそう際立ったものになります。漆の輝きの上に、もうひとつ豪華な味わいと表情をつくるのが飾り「金具」です。金具は大型で、龍や唐獅子、牡丹や菊など、さまざまな文様が打ち出されます。鉄の板にまるで命を吹き込むように、文様を打ちだしていくのが金具師の仕事です。金具は、すべて漆塗りされ仕上げられます。箪笥の大きさにもよりますが、用意される金具の数は一棹で100~200個。金具を取り付けた箪笥は豪華で、実にいきいきとした表情を持ち始めます。
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仙台箪笥の最大の特徴といっていいのが、飾り金具の存在。それら代表的な金具のほか、仙台箪笥にはより堅牢な作りになるよう、細かなものまで含めると200〜300個もの金具が用いられているそうです。一番目を引くのが、箪笥の正面に据えられた「錠前」の文様。“竹に雀”などの文様が美しく表現されています。金具の製造法は鋳型に流しこんでプレスされた「鋳造」と職人が一つひとつ文様を打ち出す「彫金手打」の2種類が有るけど、この箪笥は匠の八重樫栄吉さんが手がけた逸品。現在、彫金手打金具を手がける職人はごくわずか。手をかけ、文様がより立体的に浮き彫られた手打の金具は、仙台箪笥の芸術の粋ともいえます。この様な手間の掛かった芸術品を、トイレの引き出しの扉にも配置してしまってます。それにもYAEGASHIのネーム入ってました。これだけでも100万円がするそうですよ。箪笥に至ってはBMW1台が買えちゃう価格。
仙台箪笥、奥が深い!_e0069615_210694.jpg仙台箪笥、奥が深い!_e0069615_2101790.jpg指物師、塗師、彫金師、三者の技術の結晶で生まれる仙台箪笥。その最大の特徴であり、箪笥の“顔”とも言える飾り金具を作る彫金師は宮城県内でも数人しかいません。仙台市郊外に工房をかまえる「八重樫栄吉」さんは、そんな数少ない職人の一人。 祖父の代から続く彫金師の家庭に生まれ、父と17歳離れた兄を師として、四代目を継承しています。この方が宗さんの仙台箪笥の製作者です。VANshop仙台が有った時代、家も箪笥も進行中の話を聞いて居ました。その家と一緒に出来上がる様に注文したが1年?遅れて新築した後に届いたと記憶してます。まだ新しいので風合いは今一つですが、だんだん色が抜けて来たのが感じられるこの頃、木目が出て来るのはいつ頃の事でしょうかね!これは末代の財産です。この他にも財産が有ります。後々に紹介しますね!
by van-shop | 2018-05-25 03:13 | その他
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